2014年2月27日木曜日

ほろにが

能登輪島、中浦屋の丸柚餅子(ゆべし)。

柚子を丸ごと使っていて、かなり贅沢な、大人の和菓子でした。

須藤さんからの差し入れです。

映画「武士の献立」に出てきた伝統的な和菓子だそうです。

おすそ分けは、その人の興味関心もおすそ分けしてもらったようで、とっても嬉しいし楽しい。
話を聞くだけでそれを見つけた時の嬉しさ楽しさが伝わるのが、また楽しい。

このゆべし、柚子のほろ苦さがおいしい。


なんでも、苦味、渋味は、危険のシグナルなのだそうです。

しかし、人間が生来持つ嗜好は、甘味、塩味、うま味だけで、人間の初期段階には、「何を食べるか」ではなく、「何を食べないか」という嗜好を持っているだけなのだそうです。

それが成長に伴って、酸味や苦味、辛味、渋味、香りなどの「負の感覚・感情」を学習していくのだとか。この負の感覚の克服こそが、強い嗜好を形成するのだそうです。

苦いビールが美味しいと感じるようになるのは、なるほど味覚の成長なんですね。

何年か前に、最近の大学生は「とりあえずビール」ではなく、「最初からカクテル」で、ビールは苦いから嫌い、というテレビ番組での調査を見ました。

それを見て、僕は若くないのだと思いました。


能登輪島かあ。

人生で行くことがあるだろうか。

北陸は全く行ったことがありません。

それでも、まああちこち行っている方だとは思いますが。

明日から宮崎です。

雨よ、降らないで下さい。


何か面白いものを見つけて、僕も喜ばれたいなぁと思います。

アンテナ立てて行ってきます。


ほろにが丸柚餅子、ごちそうさまでした。






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