2013年9月1日日曜日

子どもの階段

子どもは僕らの気が付かないうちに階段を上っています。

当人たちもきっと気づいていない。

でも、実は相当上っていて、ちゃんと考えているんだなぁと、とても驚くことがあります。


今夜もそうでした。

じっくりゆっくり話を聞いてみると、8歳でも、考えていることは、理屈は、大人です。

自分の気持ちをどうやって伝えたらいいか分からないと泣くのです。

きちんと理由を知りたいから「なんで?」って聞いているのに、その気持が上手に伝えられないと。

泣かないようにしようと分かってはいるけれどどうしても泣いてしまうと、泣きながら言うのです。

そうかそうかと聞きました。

大人もあるよそういうことと思いながら聞きました。


階段は一つではなくて、個人によって先に上る階段、後からゆっくり上る階段、いろいろです。

子どもなのに、一足飛びで階段をぐんぐん上っていたり、

大人なのに、子どもの階段でつまづいていることもある。たぶん。

もしかしたら、前を向いて上っているつもりで、同じ場所から上れないでいたり、下がっていたりすることもあるかもしれない。

毎日がそんな上り降りの繰り返しなのかもしれないなぁなんて思うのでした。

子どもの存在は、自分を、考える大人にしてくれるようです。


ずっとのちのち、娘に今日のことを話してみようかなと思います。



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