2012年11月9日金曜日

四万十のかおり


つくづく、縁ですなぁと思います。

人のつながりが、僕を四万十川へ導いてくれました。


行き先がはっきりしていていて自分で乗り込んだ列車もあれば、行き先が分からないままなんとなく飛び乗って思いがけない駅に着く列車もあります。

まさにそんな感じです。

例え話ですが。


土星に行けるという大学教授と会ったことがある話。
1年に一度夢に出てくるという昔の恋人の話。
映画技師だった頃の話。
パティシエだった頃の話。
人助けのために学校を少し早めに卒業した話。
藤井フミヤに似ていたとよく言われたけれど奥田民生にもそっくりだねと言われていた若かりし頃の話。
ボクサーでありながら何人もの関取に囲まれて肝をつぶした話。

とても一人の人のエピソードとは思えないほど、いろんな引き出しを持った人っているものです。


自分にはない引き出しを持っている人と会える日々に感謝です。

つながりこそは財産だなぁと思うこの頃です。


四万十川は昔より随分汚れたんですよと聞いていたのですが、上流だったからでしょうか、全くそんなことはありませんでした。

川面に周囲の山並を完璧に映しながらすーっと流れていく四万十の水は、反射した風景に重なるように川底がすっかり見えており、それは、初めて見る透明でした。


風土と人。

ここにもありました。

ありがとうございました。

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