2012年11月29日木曜日

和田さんの長いも


着くなり、長芋のスライスとペットボトルのお茶が出てきました。

帯広で長芋・ごぼうを作っている和田農園でのことです。


おお、甘い。粘るし。


どうしてそうなるのか、和田さん本人から、沢山お話してくれました。

なんといっても、土作り。

うちは土にお金かけているからね。だからちょっと高いと思うけど、そういうことなんだ。

本当に美味しい物を、体にいいものを食べて欲しいから、お金をかけるべきところにはかけるし、自分が出来る以上の注文も貰わないことにしている。

無理に量を作って味を落としたら、お客さんは離れちゃうからね。

ありがたいことに、毎年たくさん注文をもらっているけれど、全部には応えられない。

お陰様で名前を出して販売してもらっているから、だからこそ品質は、味は落とせない。諸刃の剣ということだよ。

おいしければ買ってもらえる。

そういうことだと思うよ。


和田さんが作っている、長芋と大和芋のいいところを合わせた粘りのすごい長芋「ネバリスター」は、人気沸騰中で、まだ出荷前なのにもう売り切れだそうです。

和田さんが大切にしている言葉「医食同源」。

いつか美味しくて体にいい野菜を食べることで、病院も薬もいらなくなるような、そんな時がくるといいなぁ、と思っているんです。夢だけどね。

掘りあげたばかりの長芋。これから洗浄、選別です。

話の最後に、訪問した僕達3人のペットボトルのお茶が手付かずなのを見て、「本当においしかったんだね。おいしくないとすぐみんなお茶で口を直しちゃうんだ。良かったよ」。

おおぅ、試されていたのか。。。良かった。。。

帰るときにタイミングよく、息子の和田誠さんと会うことが出来ましたので、すかさずパチリ。イケてます。


まだ11月なのにすっかり雪が積もっていて、もう長芋・ごぼうの収穫はおしまい。あとは春掘りにまわします。

いつもより秋掘り(今)が少なそうな感じです。春掘りが始まる4月ころまで、なくなってしまわないように丁寧な販売が必要です。


品質を落とさないために、無理をしない。

ブランドを築いた和田さんの言葉は、とても重く、ずっと胸に残っています。

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