2012年9月30日日曜日

ころんだら、起きればよい。


台風17号がそこまで来ています。
中秋の名月も、まさに風前の灯です。


先週福岡空港へ向かう飛行機の中で、ずいぶん久しぶりに読んだ本の中に、アシックスの新聞広告が引用されていました。

かなりの長文広告なのにぐんぐん入ってきて、読み終えた時にはなんだか猛烈に感動してしまい、繰り返し繰り返し読んでしまいました。

この本、この文、前に読んだことあるはずなのに、です。

アシックスの創業者、鬼塚喜八郎さんが亡くなったときのアシックスの新聞広告です。

ころんだら、起きればよい。
鬼塚喜八郎 「失敗の履歴書」

こんなタイトルでした。


感動とは、感情が動くということでしょう。

感情が動くときは、自分が感じやすいときなのだと思います。

そんなときってあるでしょう。

だから、同じ話を聞いても、時によって、心動かないときもある。かつて読んだ本を読んでも泣きそうになるときもある。芯まで染みる歌もある。

僕は、そのときの心のありかたを、大切にしたいと思うのです。


果たして、普段なら明るすぎるほどの中秋の名月は、あっという間に雲に隠されて見えなくなりました。

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