2012年9月20日木曜日

北緯44度の白い貴婦人

白いとうもろこしは、今までもありました。

でも、収穫期間が短いとかなんとか、いろんな問題があり、扱うにはちょっと大変でした。

正直あまりいい思い出がありません。

でも、おいしいのです。

そう思っていたら。


北緯44度の大地、名寄で、超期待の新品種に出会ったのでした。

その名も「ホワイトレディ」。
白い貴婦人です。

今まで知っていたホワイトに比べたら、味もくどくなく、でもしっかり甘い。

食感は、なんといいますか、とっても軽い感じ。

粒立ちもきれい。


よくホワイトは「生でも食べられる」と言われますが、「確かに食べられる」だけであって、やっぱり火を通したほうが断然おいしい。

このホワイトレディは食感が軽くあっさりしているから、生でもイケます。

でもおいしいのは火を通した方ですけれど。


ここ、名寄はとうもろこしの出来るほぼ北限。

ぎりぎりの環境で育ったものは、おいしい。

さらには収穫時間は朝8時までと決まっていて、涼しい時にしか収穫しないから甘さが逃げない。

おいしいのは、品種、だけじゃないのかも。


「JA道北なよろ ホワイトレディ」。


待っているだけでは、出逢えないことがあります。

それは、とうもろこしも、人も、同じです。

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