2012年7月8日日曜日

タマネギ百話


JAきたみらいの加藤さんから頂いた、まるごとタマネギな本です。

北海道新聞北見支社報道部のみなさんが足で話を拾い集め、2009年5月から1年半、道新オホーツク版に紙上掲載した「きたみタマネギ百話」を本にしたものです。

タマネギ生産者の熱い思いが溢れんばかりで、さらにすごいのは、記者のみなさんの熱心さと謙虚さでした。

特に、1000箱のタマネギを積み釧路港を出た船を見送ったあと、そこから追いかけ、日立市で待ち構え東京大田市場まで追跡した記者さんの行動力は素晴らしいです。

減農薬玉ねぎ振興会部会長の平田さんも載っていました。いつもの笑顔で。
そこで平田さんは、なぜ、通常より収量が1~2割落ちることもあり、高収入が約束されているわけでもない減農薬に取り組むかを質問され、こんな風に答えていました。

「うちの研究会の玉ねぎは東日本の生協で戸別配達で販売されている。せっかく作るなら、誰に買ってもらったか、はっきりしていたほうがいい。」

いつでも気にかけてくれていることが分かり、とてもうれしく思いました。

写真は4年前。平田さんの畑です。

あの広大な畑が黄金色でいっぱいになる秋の訓子府が、僕は一番好きです。

笑顔が素敵な、太田さん一家。この写真も4年前。

遠慮がちにフレームへ入るのは、ホクレンの前担当の吉井さん。いつでも本気で産地と消費地をつないでくれていました。今は大阪で頑張っているそうです。新婚さんです(結婚おめでとう!)。

吉井さんは、きっちり後任(現担当)の佐川さんへつないでくれています。


作る人、つなぐ人、運ぶ人、袋詰めする人、売る人、料理する人、食べる人。そう、伝える人にも。

それぞれのタマネギ百話があります。


訓子府のみなさん、今年もよろしくお願いします。

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