2012年7月28日土曜日

ふくしまで、桃のかさかけ作業のお手伝いをして感じたこと


産直センターふくしま、福島市鎌田の桃畑へ「桃のかさかけ」作業のお手伝いをしに、普段は配達をしたり、組合員拡大の訪問をしたり、紙面を作ったりしているそれぞれの持場の職員と、取引先さんと総勢28人で行きました。コープふくしまからも6人の参加がありました。

気温は体温よりも暑い、37℃。

こまめに休みを取りながら、溢れるほどに水分を取りながら、みんなでふうふう言いながら作業をしました。

写真は、柴田支部から来た菊地さん。
「ひとつでも多くの皆さんのテーブルにこの桃がありますようにと願いを込めて・・・」

桃の品種は「ゆうぞら」。
9月に出てくる品種で、秋雨に直接当たって病気が発生するのを防ぐための大切な作業です。

生産者の小野徳雄さん。
終始ニコニコ子どものような笑顔で、丁寧に作業の仕方や桃の生育について教えてくれました。

袋の上部をクリクリねじって、キュキュっと折り曲げ、はずれないようにする。
難しくはないけれど、かなり手間がかかります。
食品部門のアシスタント、清水さん。

集中すると、いつもなにかしゃべっている貴義くんも、無言になるものです。

広報で普段はカメラを回している佐藤さん。
福島須賀川出身とのことで、撮影の合間に熱心に作業していました。

のぼりをたてる谷口さん。
前掛けが似合います。

凸版印刷の大沼さん。
一日が終わる頃には、真っ赤に日焼けしていました。

岩手との県境、迫支部から来た菅原さん。朝6:00前に家を出てきたそうです。
「汗の一粒一粒が、桃のおいしさ、甘さに変わるんですね。このことをたくさんの組合員さんに伝えられたら。」

お澄まし顔の陣内さん。
どこから見ても産地の人ですが、商品部長です。
450個のかさかけは、今日のトップ賞でした。
「風評被害に負けず、共に前進して行きましょう」

バスで待機していたマイクロバスの運転手の佐藤さん。
みんなが作業しているの見ていて黙っていられなくなり、いつの間にか一緒にかさかけしていました。

須藤さんと佐藤さん。
笑顔がいいね。

「一日少しだけの作業でも農業の大変さが身に染みました。これからは桃を食べるたびに毎回福島のあの畑を思い出します。問題は山積みですが、私も食べることで応援していければと思います。ありがとうございました」(みやぎ富谷支部、伊藤純一さん)


「今日のこんな暑い中、福島まで来られてお手伝いしていただけありがとうございました。少しずつですが子ども達がまた元気に過ごせるように、自然回復を祈って、おいしくなってね、元気に育ってねと思いながら作業をしました」(コープふくしま、小野さん) 

コープふくしまのみなさんは、自分で産地のお手伝いをして感じることの他に、宮城からきた僕たちへの感謝の言葉も多く聞かれました。
そこに、僕達には知り得ない、たくさんの思いが詰まっていると感じました。


その土地に立って37℃の炎天の下、一日だけだったとしても、実際に作業をし体験を通じて感じることは、何よりも、何よりも強い。

指先だけで情報を集めて分かった気になってしまいがちのこの頃。
本当に本当に大切なことは、やはりそこにしかない、と改めて感じました。


生産者の小野さん、産直センターふくしまのみなさん、ありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. 涙が出てきました(T_T) ”本当に大切なことは、そこにしかない”・・・そうですよね。考えさせられました。 なんかすごいなぁ、ノアさん!! 尊敬。 写真も素敵。 桃買いに行かなくちゃ(^-^)
    これからもブログ楽しみにしています。 暑い日が続くのでご自身も大事にして下さいね☆

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  2. ★リエ★さん
    コメントありがとうございます。
    すぐ近くにいても、わからないことって多いです。
    同じ事は日常でも言えますよね。僕なんかまだまだまだまだです。

    つたない雑文(キログ)ですが、良かったらお付き合い下さい。
    暑さに・・・無理に勝たずに、上手に逃げながら過ごして行きましょう。
    これからもよろしくお願い致します。

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