2012年4月11日水曜日

種の種


山形県鶴岡でしか作れない枝豆、「だだちゃ豆」の「種」の種です。
「原々種」です。

だだちゃ豆の種はどこの種屋でも売っていません。

各農家では、だだちゃ豆としてその年出荷するものとは別に、翌年の種用として「種用のだだちゃ豆」を育て、それらを毎年自家採種しています。

では、その「種用のだだちゃ豆」の種は・・・。

選ばれた、ほんの数名の生産者が、その「種用のだだちゃ豆」の種を作っているのです。

2年前に鶴岡を訪れた時に知りました。

そうだったそうだった。

あの日の日記を久し振りに見返してみて、いろいろと思い出しました。

2年前のあの時作られていた「原々種」をもとに、去年それぞれの農家で「種用のだだちゃ豆」が作られ。
それらが今年、晴れて、出荷用の「殿様のだだちゃ豆」となるのです。


今だけを見ていては分からないことって、たくさんあります。

そしてもしかしたら、今見ていることが、10年後の答えになる。
そういうこともあるかも知れません。

今蒔いている種は、次の種のためかも知れません。
その種も、次の種のためかも。

蒔いて蒔いて蒔き続けることで、未来はつながっていくのだなと思いました。

4 件のコメント:

  1. チョイワルオヤジ2012年4月13日 11:36

    江戸時代からず~っと種を守ってきた農家に乾杯。
    小真木・白山などそれぞれの地域で受け継がれ、守ってこられた種の原種がこれからも続きますように!
    本当にうまい、だだちゃ豆(殿様のだだちゃ豆)を早く食べたいな! もちろんビールが最高(ノンアルコールビール)。

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  2. チョイワルオヤジさん
    僕は夏がとてもとてもとてもとても苦手なのですが、だだちゃ豆が唯一の楽しみです。だだちゃがあるから夏を乗り切れるのです。少し大げさですね。
    待ち遠しいですね。

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  3. チョイワルオヤジ2012年4月13日 18:40

    暑いフィリピンでは サンミゲールを飲んで乗り切るそうです。
    バドワイザーに良く似た味なので、お試しあれ!
    フィリピンでは枝豆はないので、アドボでも食べて元気にな~れ!
     但し、バロットはやめておきましょうね。(アヒルの卵の孵化直前のもの)

    サラマ(ト)!と言って見よう(ありがとう)
    丁寧に話すなら、モラミサラマ(ト)!

    タカログ語も耳にするかも?

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  4. チョイワルオヤジさん

    体壊さない程度に試してきます。
    元気に報告出来ればと思っております。

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