2012年1月31日火曜日

丹生(にゅう)



いつもお世話になっている神戸の原田さんから、驚き満載の柑橘のお便りが届きました。

せとか、とにかく味が濃い。
せとかの食べ比べをしたのですが(超贅沢!)、このせとかの濃厚さはすごかった。

黒いネットをかぶっているのもせとか。ひよどりの鳥害や若干の保温効果もあるそうで、勉強のために入れてくれました。勉強になります。
ちなみに、普通この時期のせとかはハウスが当たり前ですが、ここのせとかは今時期だけど、露地栽培です。

金柑、これも甘い。大きい。皮おいしい。
金柑づくりの先生をしている方の作だそうです。超貴重です。

清見オレンジ、今の時期にこんなにおいしいことにびっくり。
作る場所と作り方で果実が変わる見本です。
もちろん露地。

そして、丹生みかん。
「にゅう」と読みます。和歌山に昔からあるみかんの品種です。
貯蔵にむいた品種で、収穫後少し置くと味がまろやかになる。

奥行きのある味、というのでしょうか。
酸味と甘みのバランスが、なんていうと、とたんに味気なくなってしまうのですが、そうなのです。なんともまろやかでした。
みかんによく似たみかんではない柑橘のような味でした。れっきとしたみかんですが。


届いたのはかなり大きめ、5Lと4Lでした。
何より驚いたのはこんなに大きいのに「浮き皮」がないこと。
「浮き皮」とはみかんの皮が実から浮いてしまうこと。おいしくありません。いろんな条件で起きますが、大きいサイズのみかんには高確率で起きやすい。

浮きがないのは、実がパンパンに張っている証拠です。果実が最後の最後まで成熟し、充実している証拠です。この大きさで。

その秘密はやはり作り方。
普通しない、でも理にかなったことをすることで、こんなみかんになるそうです。


それを伝えるために、わざわざ大きい5L、4Lを送ってくれました。
さすがに皮は厚かったけれど、浮き皮はなかった。
丹生みかん、普通はLから2Lくらいが中心サイズだそうです。

たくさん秘密を聞きました。
もちろん内緒です。

希少で貴重な丹生みかん。
これからが楽しみです。

原田さんありがとうございました。

いつでもウェルカムです。

2 件のコメント:

  1. 今日、スーパーマーケットトレードショー(Bigサイト)へ日帰りで行ってきました。
    柑橘系を出店しているところがありましたが、質問をしてみても返事がトンチンカン!こんな人が説明、販売しているのかと思うと、おいらの仕事はまだまだやり甲斐があると感じました。
    上記のコメントは、95点です。そろそろ、おいらの代わりに
    産地をお任せしましょうか?来週は雪の山形です。
    片桐と雪見酒を飲むつもりです。

    神戸のゴリラより

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  2. 神戸のゴリラさん
    ありがとうございます。
    95点なんて大恐縮です。日々勉強です。今しかできない勉強をもっとしなければと思っています。これからもよろしくお願いします。

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