2011年7月23日土曜日

自転車に乗れた日



仙台市内にある「三居沢交通公園」という公園で、自転車の練習をしました。

ここは仙台市で運営している公園で、本物の信号や道路標識、歩道橋が設置されています。全部半分くらいの高さで、低いだけですべて本物です。

我が家の周りはけっこう車通りも多く、めったに自転車に乗る機会がないため、補助輪を外して乗る練習もなかなか進まないのでした。今朝補助輪なしで自転車に乗れる夢を見た、というので、行くことにしました。幼かった頃の僕が補助輪なしに初めて乗れた日も、同じでした。乗れる夢を見て、そして本当に乗れたのでした。

とは言え現実はそうそううまくいくはずもなく、泣いたり拗ねたり騒いだり補助輪ありに乗ったりと、大騒ぎでした。一生補助輪でいい!とまで言っていました。
そんな誰もが経験する葛藤と苦労を経て、長女もなんとか2時間後には補助輪なしで、一人で乗れるようになりました。僕もへとへとになった甲斐がありました。きっかけは、妹が諦めずに頑張る姿だったそうです。妹はもう一歩のところまで来ました。

長女は嬉しさと照れくささと誇らしさが入り交じったような、何とも言えないふわふわした表情をしていました。

人生から見たら小さな小さな達成ですが、本人にとっては大きな進歩でしょう。特に自分で乗り越えた壁ですから、きっとその喜びは大きいと思います。僕があの日を今でも覚えているように、彼女もきっと忘れないでしょう。

僕も自分のことのように嬉しかったです。彼女が初めて一人で歩けた時に感じた喜びと似ていました。

次女ももうすぐ乗れそうなので、また練習しに来ようと思います。
少しずつでもいいから、小さな自信を積み上げて成長していって欲しいと思いました。

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