2011年6月29日水曜日

産直提携協議会 in 産直センターふくしま

サンネット事業連合の産直先である、「産直センターふくしま」さんと、年に1度の産直提携協議会が福島市で行われました。



産直センターふくしまさんは、福島県北部を中心とした産地で、毎年桃、梨、ぶどう、りんごを作っていただいており、3年前から産直の取り組みを一緒に始めました。

今年は、特別な協議会になりました。

産直センターふくしまの阿部理事長の「3.11からすべてが変わってしまいました」の言葉がすべてを物語っていました。
未だ収束が見えない福島原発の影響は計り知れず、福島県内ではすでに15000人の子供たちが転校しているという状況も聞きました。

今年のそして来年以降の、桃は、梨は、ぶどうは、りんごはどうなってしまうんだろう。
ぶどう部会長の遠藤さんは、「日中は夢中で作業しているからあまりそのことは考えない。でも、夜晩酌する時と、朝起きたときに、ため息をついてしまうことがあるんです」と、正直な気持ちをそれでも控えめにお話されました。
そんな先の見えない中、それでもみなさんは「生産者として、手を抜かないで栽培するのみ」と、何度も繰り返りお話されていました。

放射能への不安。怒り。子ども達への思い。やりきれない思い。多くの思いが渦巻いていることと思います。でも今日参加されたみなさんには、諦めはなく、戦う気持ちと、希望を見つけようとする強い思いを感じました。


商品に、産地の思いをのせて届けましょう。組合員さんからのメッセージも産地へ届けましょう。産地応援企画もやりましょう。いつもどおり、産地での交流もやりましょう。消費地にもいくよ。民泊もいいね、喜んで受け入れるよ。
協議会が進むうち、みなさんの表情は次第に柔らかくなっていきました。


一人で出来ることは限られているけれど、みんなで力を合わせれば、この難局に立ち向かえる。

参加したみんなの思いです。

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