2011年2月19日土曜日

福島市場散歩

今日の夕方、私用で小学2年生の娘と福島中央卸売市場へ行きました。

娘はもちろん市場へ行くのは初めて。
ここに日本中から野菜や果物が集まって、ここからお店に行くんだよ、と説明すると感心していました。昨日の夜はっさくとネーブルを、今日はりんごを食べてきたので、とても身近に感じたようです。

さぁ、りんごの箱はどこにあるっ!
問題を出すと、くるくる場内を見渡し、中央に置かれたりんごの青い箱へ、勢い良く飛んでいきました。

今日は依頼していたものの引き取りでした。
あらかじめ訪問する旨を連絡しておいたので、福島丸果の佐藤さんはいつもの優しい笑顔で、僕達親子をあたたかく迎えてくれました。

この黄色い果物はね、切るとちょっと変わった色なんだよ。紅まどか、っていうんだ。どんな色か、あとで見せてあげるよ。
これはね、日本で一番小さいみかんだよ。名前は黄金柑。
こっちは、頭の大きさくらいあるねぇ。一番大きいみかんだね。晩白柚っていうんだよ。随分大きさちがうでしょ。持ってごらん。

3人娘のお父さんでもある佐藤さん。さすが慣れています。8歳の娘を見て懐かしいねと言っていました。上の娘さんはもう26歳になるそうです。あっという間らしいです。

娘に聞くと、「市場(いちば)」という漢字は2年生で習ったそうです。
先生が漢字を教えてくれる時、「市場」は、野菜や果物が集まる場所だよと意味を教えてくれたそうですが、今日実際に来てみて、そういうことなのか、とよく分かったのだそうです。

本当は依頼品の引取りだけの予定だったのですが、なんと野菜ソムリエ佐藤さんと新関さんのご厚意で、娘のためにプチ試食学習会をしていただきました。
彼女は、紅まどかと、

ブラッドオレンジがお気に入りでした。

黄金柑もおいしかったそうです。甘平にいたく感動していました。全部愛媛県産です。この4種類を食べた小学2年生は、東北地方ではまだあまりいないのではないでしょうか。超贅沢者です。

スーパーに当たり前の顔で並んでいるものも、誰かが作り、誰かが運んで、誰かが袋詰めをしているのです。でも、普段の暮らしの中では、こういうことは思いも寄らないことなのです。誰にとってもそうです。

子供の頃の体験は、きっとかけがえのない一生の財産になるでしょう。

佐藤さん、新関さん、ほんとうにありがとうございました。

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