2010年9月10日金曜日

秋の夜空~天国への通気口

昼はまだまだ暑いけれど、朝晩は秋っぽく涼しくなってきました。
僕は秋の終わりに生まれたので、秋が一番好きです。特に秋の終わりの夕まぐれ、木の葉も役目を終え、もう後には冬しかない、一年で一番寂しい頃が。きっと根が暗いのだと思います。

一番好きな果物も柿です。
会津若松の身知不(みしらず)柿が最高です。以前生産者のおうちでいただきました。完全に焼酎で渋抜きをしているので、表面はトロッ、でも実はしっかり。そして甘い。柿の甘さって、他の果物にはない感じがします。柿であんなに感動したことはなかったです。


秋の星空も大好きです。
空気が綺麗なので、空の透明度が違う気がします。

高校のころ、普段風流とは遠くかけ離れたところにいる友達が、何かの受け売りで、満天の星空のことを「天国への通気口」と言っていました。
夜の空は地球の「屋根」で、星が「通気口」、つまり天国の光が通気口から漏れ光っていると。
通気口から想像するに、天国は光に満ちているようです。

星空をずっと見ていると、どこかに銀河ステーションがあるような気がしてきます。

今夜は久しぶりに「銀河鉄道の夜」を読みながら眠ろうと思います。

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