そこは本格的な農家で、母屋に牛小屋があります(今はそこに牛はいないけれど)。
風呂は離れ。敷地内には牛小屋(現在12頭くらいがいます)、敷地各所にトイレが3つ(もちろん汲み取り)、畑、ビニールハウスが3棟、たっぷりの堆肥、そして北西の隅に鳥居がありお稲荷さんが鎮座しています。
私は住宅街育ちで、母も東京の人なので、昔ながらのお盆の食事や風習などが実感としてわかりません。男・中澤さんの言葉(単語)が分からないのもそのためです。
今回は、それを体感しに、意識して墓参りをしに行ったのでした。
夕方、それまでひとしきり遊んでいた子供達は豆もぎをさせられていました。
不思議なことに、一生懸命もいでいました。
暗くなってきたら迎え火を炊きました。
広げた鉄板の上で、今では貴重な麦わらを炊きました。麦わらは稲わらと違い、パチパチとはぜるのです。なんとなく、祖父母や兄弟など昔逝った人々が火を目指して帰ってきているような気がしました。
夕食もご馳走になりました。
祖母が生きていた頃は確かいつもずんだ餅を作ってくれていたと思います。祖母の餅、大好きでした。
今はお盆料理というよりは、人が集まった時の料理、という感じで、刺身、煮物、子供らがもいだ枝豆、最後にそうめんなどを頂きました。どれもおいしくあたたかく、ごちそうさまでした。
子供たちは、畑からとってきたとうもろこしやすいかなどをがっちり食べていました。
食後は花火。線香花火が綺麗でした。
少しずついろいろな物(風習)がうすれていき、私もすでに分からない。父(64歳)から「昔家には囲炉裏があって」「馬車で練炭を買いに行った」などと聞くととても現代とは思えません。でも大人になるほど、それらの話はありがたく感じるのです。
どれだけ子供たちに伝えられるだろう。そう思ったふるさと帰りでした。
ノアさん、大丈夫ですよ。
返信削除男・中沢さんの言葉(単語)は判っても、ギャグの落ちが理解できない私がいますから(爆)
ふるさとを訪ねる、良いですねぇ。
私は、今住んでるところに3代続いているので、嫁の実家ぐらいしか訪ねるところがないです(笑)
コメントとてもありがとうございます。
返信削除まんまる亭さん、ぜひ彼に冗談も鍛えて差し上げてください。
「ふるさとになってください」という、とても好きな歌があります。ふるさとはいつでも拠り所だなぁと思います。いいですね。